毎朝弁当を作っている、と言うとよくされる質問が
①弁当だと量が足りないのではないか
②朝作ると時間がかかるのではないか
の2つです。
この疑問に答えるべく、2/24の弁当を例に、弁当作りの行程を少し詳細にアップしてみたいと思います。
6:40 起床とともに、タイマーで炊きあがったご飯を軽くかきまぜてお釜ごと取り出して冷ます。ご飯は寝る前にセットしますが、量は2人分で1合強くらいです。


バットの奥にあるのは今朝焼き上がった食パン。うちはトースターがないので魚焼きグリルでパンを焼くのですが、弁当のおかずにグリルを使う日は、その後グリルを洗ってまた使うのが大変なので、パンを焼くことにしてます(焼きたてだったら切ってそのまま食べられるから。残りはスライスして冷凍庫へ)。むしろ、3日に1回パンを焼くので、魚焼きグリルを使うのをその日に充てているのが実態です。あ、今日の本題から外れてますね。すみません。
週末に仕込んだ鶏肉の粕漬け(鶏もも肉(皮なし)1枚@約200gに軽く塩をふって30分寝かせ、水分をふきとったものを半分にカットし、酒粕を水でのばした粕床に漬けて冷蔵庫へ)を取り出し、粕をきれいにぬぐって魚焼きグリルに投入。強火で15分焼きます。

*粕床は、砂糖を加えたり酒や味醂でのばすことが多いようですが、私は鶏肉からの自然の甘味を活かすため砂糖は加えず、また、酒粕自体がアルコールを含んでいるので水でのばしています。お財布にもやさしい。分量は適当。
さて、グリルさんが鶏肉を焼いてくれている間に副菜を準備。今日の野菜はキャベツとズッキーニ。キャベツは4分の1カットの外側の葉を数枚使っているので、だいたい6分の1玉くらいの大きさです。ズッキーニは1本。意外と野菜の量が多いんです。

キャベツはざく切りにして洗ってからレンジでチン。野菜をレンチンするための容器を使っています。


ズッキーニは薄切りにして、オリーブオイルでざっと炒めて酒としょう油を加えて蒸煮10分間。


できた。

鶏肉も焼き上がったのでグリルごと取り出して冷まします。

これでおかずは出来上がり。ここまで20分くらいで7時には完了。タイマー機能をフル活用して同時並行で進めるのであまり時間はかかりません。
その後、シャワーを浴びて、パンとコーヒーの簡単な朝食をとり、7:40くらいに弁当箱におかずを詰めます。この頃にはおかずは冷めているので安心です。

今日はズッキーニが少し余ったのでタッパーに入れて夫のおやつにしました。おかずが弁当箱に入りきらなかったときはタッパに入れて持っていったり、朝そのままつまみ食いしちゃうので、余ることはほとんどありません。
①について。見た目は量が少なそうですが、意外と量が多いのがおわかりいただけたかと思います。例えばこの日はお肉は二人で200g、野菜はかなりたっぷりです。野菜はかさが減る加熱調理を中心にしてます。身体の大きい大食いの夫からも、量に関して不満が出たことはほとんどありません。
②について。短時間で作るには、どの行程にどのくらい時間がかかるのかを把握し、ボトルネックになるものから先にやっつけます。例えば、この日の場合、焼くのに15分かかる鶏肉がボトルネック行程のためまず最初に手をつけます。野菜の調理を先にして後から鶏肉を焼くと20分以内には終わりません。いわゆるプロジェクトマネジメントの基本ですね。私は、前の晩に頭の中でシミュレーションして、だいたいの作業イメージをつかんでから寝ることにしています。
また、仕事しているのに大変だね、とも言われますが、朝から頭をフル回転させて効率的に作業をすると脳が活性化されるようです。行程時間以外にも「どういう順番ですすめると洗い物が最も少なくなるか」を考えています。例えば、 まな板を使う順番は野菜→肉、フライパンを使う順番は卵→肉、といった具合です。また、そもそも持っている鍋とフライパンの種類が少ないので主菜と副菜の組み合わせに工夫が必要なのです。結果として「肉を焼いた後のフライパンで野菜を焼く」「肉と野菜を一緒に炒めたり煮込んだりする」おかずが多くなります。
*巷の弁当本では「主菜と副菜で味の方向性を変える(甘い、辛い、酸っぱい、を取り入れる)」ことが推奨されているので、野菜と肉が同じような味付けになるのは望ましくないようですが、私は味覚のバランスよりも洗い物の最小化を重視することにしたので、このルールは無視しています。
加えて、食材はすべて週末に買いだめして一週間で使い切るポリシーのため、在庫も調整しながら一週間のメニューを組み立てる必要があります。主菜だったら、週の初めから、ひき肉or生魚→鶏肉→豚肉→牛肉 の順番に使い、週の後半は延命措置をほどこした食材(塩漬け、味噌漬け、粕漬け)を使います。ひき肉等はあらかじめ冷凍庫に入れてしまうこともあります。野菜は、痛みやすそうなものから順番に使ってます。
このように、時間、洗い物、調理器具、在庫など、さまざまな制約条件が複雑に絡み合っているので、結構頭を使うのです。
仕事に限らず日常生活では、他の人の作業時間等、自分ではどうにもならないファクターが多くてイライラすることが多いと思いますが、弁当プロジェクトは
自分ですべての行程を管理でき、アウトプットのクオリティーもすべて自分でコントロールできるため、ストレス解消になりとても楽しいです。
そして、これが一番肝心なのですが、子供の弁当を作るのと違い、私の弁当はあくまで「オプショナル」という位置づけ。疲れていて作る気にならない日はいつでもサボれる♪という肩の力の抜けたスタンスが長続きのポイントだと感じています。
*長文になってしまいすみません。